今回、技人国ビザでの採用を決められた背景を教えてください。
正直なところ、専門知識を要する技術分野の人材確保が長年の課題でした。文系出身の方に現場経験を積ませて任せてみたこともあるのですが、どうしても基礎的な専門知識が足りず、なかなか定着しませんでした。そんな中、技人国であればもともと理系の専門知識を持った人材を採用できると聞いて、思い切ってチャレンジしてみたんです。加えて当社は外国籍スタッフの比率も年々高まっているので、語学面でも心強い存在になってもらえればという期待もありました。
採用にあたって、社内に不安や戸惑いはありましたか。
今までは外国籍の方は定型作業がメインでした。なので技人国人材が高度な業務に対応できるのか、また専門的な用語を使って周囲とコミュニケーションが円滑に取れるのかなど不安はありました。実際に入ってもらって「思った以上にみんなとうまくやれている」というのが分かってからは、周りの意識がだいぶ変わりましたね。
どのような業務をされていますか。
主に2つの職種で活躍しています。一つ目は生産に関する数字やデータを扱い、進捗管理から業務改善やメンバーのマネジメント業務を担当しています。二つ目は設備エンジニアですが、大学で電気系を学んでいたので知識があり、前職では配線関連の業務にも携わっていた経験があるので、業務改善や提案、修理など専門性が高い領域を担当しています。社内でも数人しかできない業務です。
社内での評判はいかがですか。
専門知識をベースに話ができるので、管理職や幹部からも一目置かれる場面が増えてきました。母国語と日本語の両方が分かることも活きていて、会社が目指す方向性を、技術的な裏付けを持って周囲に伝えてくれる存在になっていますね。業務改善のアイデアを出してくれることもあって、その専門性に基づいた視点の柔軟さには、経営側としてもかなり助けられています。
実際に採用してみて、既存の特定技能・技能実習生の方々との違いを感じる点はありますか。
当社の技能実習生、特定技能メンバーは皆さん真面目に勤務されていて助かっています。ですが今回技人国で入ってもらったメンバーは、みんな責任感が非常に強いですね。そこは明らかに違うなと感じます。当社では今回、正式な採用の前に一定の期間を設けさせていただいたのですが、その期間から一貫して真面目に取り組んでくれていて、スタートダッシュの姿勢がその後もずっと続いている印象です。
既存の特定技能・技能実習生のメンバーへの影響はありますか。
現場のリーダー的な立場のメンバーからも期待の声を聞きますし、何より「国籍に関係なく頑張れば評価してもらえるんだ」というモデルケースを示せているのではないかと思います。それは会社にとっても非常に大きな意味があると考えています。
今後の育成プランや、期待するキャリアパスを教えてください。
育成は1on1を中心に課題を聞きながら細かいフォローを行っています。キャリアパスの面では専門性を活かして周囲から信頼を勝ち取り、役職者を目指してほしいと思います。彼らが活躍することで技能実習生や特定技能メンバーへ良いメッセージを与えられると考えています。
外国人雇用全体に対する評価や意識に、何か変化はありましたか。
優秀な人材はきちんと結果を出してくれるのだと、あらためて実感しました。特定技能人材の中からも、今後は社員として登用していくケースを増やしていきたいと考えています。また、特定技能2号や永住権の取得は本人の意欲次第という面はありますが、「長く働き続けられる道がある」ということ自体が、今後の採用にも良い影響を与えると感じています。
周囲で技人国人材の採用を検討している企業様に、伝えたいことはありますか。
実際に他社にも「入れてみたらいいのでは」と話すくらい、良い実感を持っています。また、社内の管理部門などバックオフィス側にも外国人の高度人材がいれば、外国語でより細かく、専門用語を用いてフォローや説明が可能なのではないかと感じています。外国人材が増えている中、フォローする側、間接部門が日本人だけというのもやりづらくなってくるはずです。今後はそうした分野にも広げていけたらと考えています。
最後に、これまでのご利用の感想を聞かせてください。
予想以上に良い結果が続いています。これまで複数名を紹介いただきましたが期待通り、あるいはそれ以上に成果を出してくれているので今後も引き続きお願いしたいと思っています。